スマホの闇

 布団の中、柔らかな温もりに包まれたまま、彼はスマホの画面を見つめていた。外はすでに真っ暗で、夜の帳がゆっくりと降りてきている。彼の指先が画面を滑るたび、無数の投稿が流れ込んでくる。仕事のストレスから解放されるため、彼はこの時間を必要としていた。


「またか…」

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 ある晩、古びたアパートの一室で、僕は妻のマグカップを手に取っていた。茶色く、無数の細かいひびが蜘蛛の巣のように広がったそのカップは、妻が最期の時まで肌身離さず使っていたものだ。彼女が冷たくなった後も、僕はこのカップを捨てることなど到底できなかった。いつも彼女が淹れてくれた、焦げ...